安藤 江麗奈さん

第6回シンデレラ

安藤 江麗奈 さん

留学先:フィリピン セブ留学

留学期間:2019年6月〜

学校での4週間の生活が終わりました💪

初めて学校に来た時は刑務所に放り込まれたような気分でした。
しかし、暖かいシャワーがあるだけで幸せだと思うようになりました。

ただ、肉体的な適応は難しく初めの2週間は食あたり、治った次の日から扁桃炎、治る前にまた風邪にかかり声が出なくなりました。

ただ勉強面では特に新しく学ぶ事も無かったので、授業に関するストレスは全く感じる事なく過ごせました。

セブ島での留学は考えさせる事が多くあります。
人権について。国について。宗教について。

今回は人権について感じた事を書きたいと思います。
私は日本でニュース番組はあまり見る事はありません。
現代っ子らしくネットニュースでサクッと読むだけにとどめているので、政治に詳しくもないなりに感じる部分がありました。

初めての週末、ボランティアでスラムの子供達に会いに行きました。スラムの中では恵まれた環境の人達で、不法ですが家に住んでいます。ただ、8人家族で2畳もない間取りの戸建てで暮らしており、その2階に家族で重なり合って寝ているそうです。彼等これではまだ恵まれた環境なのです。
ゴミ山で生活している人達もいます。
ある先生の出身の島では8割がスラム街出身だそうです。

彼等自身今の生活に満足しており生活水準の向上を目指していない場合も多くあるそうですが、スラム街に住む人々の人権は軽く扱われているのかなと感じるお話を聞きました。

 

 

私が学校に来る2,3日前、学校の裏で火事がありました。夜中だったそうですが、生徒達も避難するような大きな火災です。
その結果、記事によると700世帯が燃えたようです。燃えたのはスラム街です。
その話をセブ島に長く住む日本人としていると、新しく何かを建てたい時はわざと火を付けるというのがよくある手法だそうです。

人の命を奪うような行動が良くある手法と言われる事実の悲しさ。

初めてのセブ島で3,4泊の旅行じゃわからない国のマイナスな部分に触れられたのはとても大きな経験です。

これからは積極的にボランティア活動に携わって行きたいと思いますし、どういった活動が最善なのかも考えていきたいと思います。

最後にこれを読んでくださっている皆さんに1つだけセブ留学での注意を伝えさせて下さい!

セブ留学でもっとも大事なのは学校選びです!
これまでにカナダ、アメリカと留学しましたが英語がネイティブな国では授業で学ぶよりも現地の友達やホストファミリーなどの人とのコミュニケーションを通して学ぶ事が多いです。
一方セブでは現地の人と仲良くなっても、全員か流暢な英語を話すわけでもないので授業の質がものをいいます。
なので授業の質を重視した学校選びをしてください!

ただ全くの英語初心者には至れり尽くせりな学校が多く、日本語でのオリエンテーションやサポートをしてもらえます。なので初めの英語に対する拒絶反応は比較的少なく済む筈です。

後悔のない自分が思い描いた留学を実現させてください。

4週間ありがとうございました🤗