ニューヨークの大学と日本の大学とでは様々な部分に違いがあります。
ニューヨークへ留学する前に知っておきたい、日本の大学との違いをチェックしてみましょう。
■学費と進学・卒業について
ニューヨークの大学は、日本の大学と比較して学費が高い傾向があります。
州立大学と私立大学で学費は異なるものの、約280万~370万円程度が必要です。
日本の大学に進学する場合、約80万~140万円の学費で済みます。
ニューヨークの大学は学費が高い分、留学の費用がかさみがちです。
進学方法についても違いがあり、偏差値重視の選考試験がある日本の大学入試とは異なっています。
ニューヨークの大学進学にあたっては、学力だけで合否の判断はされません。
志望理由などの作文、高校の推薦状、ボランティアなどの活動状況などが重視されます。
日本の大学を卒業するためには、基本的に4年間で必要な単位数を取得し、卒業論文などを提出することが求められます。
ニューヨークの大学は、卒業に必要な単位が取得できていれば在籍年数に関わらず卒業できるのです。
一般的に入学よりも卒業の方が難しいと言われ、留学中の勉強量が多い点も特徴的です。
■入学時期と卒業時期
ニューヨークの大学の新学期は8月~9月です。
大学によっては年に何度か入学や編入の機会を設けているので、留学する際は調べてみましょう。
卒業時期は一般的に5月~6月です。
ただし、人によっては入学時期が異なる上、必要単位を取得すれば卒業ができるため、卒業時期が異なる人もいるでしょう。
卒業式では学校指定のマントと角帽を着用し卒業証書を受け取ります。
日本の大学は、入学は4月、卒業は3月であることが一般的です。
卒業式ではスーツや袴などを着用します。
■大学の種類と授業スタイル
日本の大学が国公立や私立に分類されるように、ニューヨークの大学も「州立大学」と「私立大学」に分けられます。
州立大学は州内出身者を優先しており、州外の出身者や留学生は学費が高く設定されています。
州立大学は規模が大きい傾向がありますが大学のレベルは様々で、平均的には私立大学の方が、よりレベルが高くなっています。
日本の大学は私立より国公立が劣るわけではない点で違っています。
授業スタイルはニューヨークの大学は積極的で自由、留学生であっても発言が多く求められるでしょう。
自分の意見を積極的に述べる姿勢が重視されているため、受け身のスタイルで聴講する日本の大学とは違っています。
ニューヨークの大学は日本の大学とは様々な点で異なっています。
あらかじめ日本の大学との違いを把握しておくと、留学を始めてからミスマッチを感じることも少ないでしょう。
ニューヨークの大学について知り、有意義な留学生活を満喫してください。