海外キャリアワークショップ

本ワークショップでは、これから留学や海外インターンシップに行く方、留学から帰国し、海外経験を生かした就職を目指している方に、出発前から帰国後までのプランニングや、海外で働く具体的な方法など、一時的なモチベーションを上げる自己啓発に終始せず、海外経験を生かした国際キャリアに役立つ情報、スキルを余すところなくご提供します。グローバル人材としての就職/転職を成功させるためのプランニングにより客観的に見なおしてみることで、これまでに気づいていなかった自分の強みに気づけるかもしれません。具体的に留学や海外インターンシップを考えている方はもちろん、漠然としたイメージしかない方でも、海外経験が必要と考えている方に充実した勉強会となっております。

こんな方にオススメ

1. 「帰国後の就活に有利になる [海外で働く！]鉄則」【13:10〜15:10】
• 講師：本橋幸夫・鈴木郁斗(ファシリテータ)

【概要】

講師は、国内初の留学帰国者向け就活本『留学・キャリアコンサルタントが教える　「留学帰国者の就活」』著者で、日本でも珍しい留学経験者に特化したキャリアコンサルティング技能士、本橋幸夫氏がお届けします。 このセッションでは、「就職できない！こんなはずじゃなかった！」にならないための海外キャリアの作り方、出発前から渡航中、帰国後までに具体的に取り組むべきこと、知っておくべき留学・海外経験者の就職・転職事情について、 リアルなデータや実際にあった具体例を用いて、これまで多くの留学・海外就労経験者の就職/転職の実態を見てきたプロのキャリアコンサルタントである本橋氏が、わかりやすくお伝えします。後半は、参加者同士でのグループワークを行います。

2. 「お笑いの世界で学んだ国際コミュニケーションの本質とは？」【15:20〜16:10】
• 講師：チャド・マレーン よしもとクリエイティブ・エージェンシー 漫才コンビ「チャド・マレーン」のボケ担当

【概要】15歳での高校留学をきっかけに日本の漫才文化に魅了され、18歳で本格的に日本での活動を開始。NSCから師匠への弟子入り、漫才師としてのデビューを果たすまでに、当初は文化の違いに戸惑うも、少しずつ日本の文化を愛するようになったチャドさん。お笑いという日本独特の文化を海外に伝える活動や、日本でのお笑いの世界での仕事を通して、各国の文化や考え方の違いを知る一方で、人間の本質的なものは変わらないことを実感しました。ネイティブ並みに英語が話せることがグローバルではなく、言葉と文化をセットに考え、日本人としてのアイデンティティをもって海外で活躍していただけるよう、おもしろいエピソードを交えた講演をお届けします。

3. 「海外で勝てる英文履歴書の書き方と自己PR術」【16:10〜17:10】
• 講師：石塚太郎(ネス外国語会話)

【概要】

Why should we hire you?(会社があなたを雇う価値は？) 
多くの日本人は、この質問に対して消極的な回答になりがちです。欧米人は自分を大きく見せようとするのに対し、日本人は謙遜の文化ゆえに、控えめに見せてしまう習慣があり、実際に持っている能力を十分にPRできていない現状があります。これはグローバル・スタンダードにおいては大きなディスアドバンテージであり、多くの日本企業が海外で勝てない一つの要因にもなっています。そこで今回は、自分の能力を100%表現し、相手に理解してもらうための自己PR術、そして海外で通用する履歴書・カバーレターの書き方を、米国の大学・大学院を経て米国の教育の現場での就労経験を持ち、帰国後は英会話スクールにて外国人講師のマネジメントを担当するなど、国際人として英語での仕事に従事するネス外国語会話マネージャ石塚太郎が、ワークショップ形式でレクチャーします。

4. 「キャリアの武器になる留学・海外就労情報」【17:20〜18:00】
• 講師：渡邉洋子

【概要】海外キャリアといっても、その方法や渡航すべき国は千差万別。このセッションでは、これまで14年に渡り、のべ10,000人以上の留学生・海外就労者を海外に送り出した留学カウンセラーと海外就労経験を持つ海外キャリアコーディネーターが、各国のビザ情報や働くための具体的な方法について価値のある情報をお伝えします。終了後に個別相談会も実施しておりますので、ぜひご自身の目的や希望にあった海外就労方法や渡航情報をゲットしてください。

本橋幸夫(もとはしゆきお)

大学卒業後、ファイナンス会社入社。その後渡米し、帰国後、スイスに本部を持つ、世界最大級の国際教育機関の日本支社に１１年間勤務。２００３年に独立し、留学コンサルティング会社、有限会社あうとりがーを設立。その後、留学生の出口である帰国後の就職・キャリア教育の重要性に着目し、2010年、留学生向け就職支援・研修会社にて留学生のキャリア支援にも携わる。その経験を生かし、現在、自社において、留学およびキャリアの両面から留学生を支援している。国内初の留学・キャリアコンサルタントとして活動中。これまで 留学生支援を開始以来、23年間で、のべ10,000 名を超える留学生に接し、留学希望者や留学生帰国者対象に留学・キャリア講演をはじめ、キャリアコンサルティング・就職支援を行なう。現在、厚生労働省委託事業 【 Global ACE 】（一般社団法人海外留学協議会）において全国のキャリアコンサルタント31名をまとめるスーパーバイザー役を担当し、キャリアコンサルタントに対して、留学生に対峙する際の助言・指導を行っている。

石塚太郎（いしづかたろう）

2003年より渡米　（ワシントン州　シアトル）大学、大学院を修了し現地の中学校にて教育現場のスクールカウンセラーとしてアメリカ人の保護者・生徒のカンセリング業務に従事。 2012年に帰国し、留学カウンセラーとして主に海外進学を目指す留学生のサポートを担当。現在は、留学カウンセラー兼英会話スクールの総責任者として外国人講師の管理を始め会社と講師の窓口を担う。また、講師、日本人スタッフの採用/トレーニングも担当。

渡邊洋子（わたなべようこ）

2002年から４年半オーストラリアに滞在し、現地旅行会社勤務後、2007年より留学カウンセラーとして1500人以上の留学生をサポート。世界各国の都市情報、生活事情、留学事情はもちろん、失敗しないための留学の準備や現地での過ごし方まで、徹底的にケアし、担当した留学生からの信頼も厚い。本ワークショップでは、ここでしか聞けない各国の都市情報や留学に関する役立つ情報をお伝えします

ゲストスピーカー　チャド・　マレーン

オーストラリア出身。15歳の時に半年間関西の高校に留学し、日本の漫才文化に魅了され、18歳で再来日。吉本総合芸能学院(NSC)を経て、ぼんちおさむ氏の弟子、ジミー大西氏の弟弟子として下積みを重ね、日本では初となる「漫才」のカテゴリで、日本の文化活動ビザを自力で取得。以降、M-1グランプリにて8回の準決勝進出など、外国人漫才師としての才能を発揮。現在は、「ルミネtheよしもと」を拠点に活動し、NSC講師も務める。漫才師としての活動の一方で、松本人志監督の映画の翻訳など、お笑い翻訳家としての活動、テレビでは、NHK教育「しごとの基礎英語」「ビットワールド」など、複数のレギュラー出演をこなしつつ、Japan Timesにてビジネス英語の記事を連載、また映画にも出演し、出演映画「サイドライン」が2015年10月31日より公開されるなど、複数の仕事をこなし、各方面でマルチスキルで活躍する。

ファシリテーター　鈴木郁斗（すずきいくと）

大手航空宇宙機器メーカにて国際宇宙ステーションの設計・運用業務に携わるなど、航空宇宙業界での多彩な業務を経験。海外起業を目指し、コンサルティング会社へ転職後、留学と同社北米での事業拠点開拓のため単身で渡米。2010年にロサンゼルスにMELSA INTERNATIONAL LLCを設立。 以降、文科省グローバル人材育成推進事業採択大学を含む日本国内の国公立・私立大学や企業のビジネス研修プログラム、留学のコーディネートを手がけ、BtoBの国際教育事業に従事する。米国での4年間のビジネス経験を経て2013年に帰国後㈱メルサ・インターナショナル・ジャパンを設立し、代表に就任。並行し、ネスグローバル株式会社にて海外キャリアに関するプログラムを担当。現在は東京と米国西海岸を拠点に、北米での研修プログラム、留学のコーディネートの他、大学生の海外起業教育、日米産学連携事業コンソーシアムの運営など、国際教育・キャリア支援事業の前線での業務に従事する。